

電子伝票応用管理規則
(2026年9月1日施行)
貿易、物流、貨物輸送、金融分野における電子伝票の運用に関する新制度が、2026年9月1日より全国で施行される。
1.新規則の核心的な目的
本制度の趣旨は、電子伝票の活用を全面的に推進し、従来の紙伝票を代替することで、企業の物流・業務コストの削減を図り、業界の適正な運用を確保するとともに、データ及び取引の安全性を保障することである。
2.電子伝票の利用を奨励
国は貿易、物流、輸送、金融などの関連産業において電子伝票の普及・活用を推奨し、電子伝票の法的効力を正式に認める。また、金融機関の業務革新を支援し、デジタル人民元を活用した国境決済サービスの導入を推進するほか、国内企業による国際的な電子伝票業務の展開、国際基準への適合も積極的に支援する。
3.電子伝票システムに厳格な安全基準を設定
電子伝票を取り扱うすべてのシステムには、厳格な安全基準が適用される。伝票の全行程追跡、改ざん防止、発行者の本人確認を必須要件とし、電子伝票と紙伝票の相互変換時には情報の完全一致を確保しなければならない。また、譲渡可能な電子伝票については、唯一性の確保、権利関係の明確化、適正な譲渡手続きの実施が義務付けられる。
システム運営事業者は、システムの安定運用、ネットワーク安全及びデータ保護を徹底し、定期的なリスク点検を実施、緊急時の対応体制を整備し、データ漏洩やシステム障害の発生を未然に防止する必要がある。
4.国境データの手続きが簡素化
国際貿易・国境貨物輸送に伴い生成される電子伝票データについて、機密情報や重要データを含まず、通常の取引業務に必要な範囲のものに限り、データ国境提供に係る申告手続きが簡素化される。
5.監督管理を強化、違反には厳格な処分
各主管官庁は、電子伝票の種類や業態に応じた区分・段階別の監督管理を実施する。システム運営事業者及び関係企業が本制度に違反した場合、警告や是正命令が行われ、重大な違反の場合はサービス提供の停止、法令違反に該当する場合は刑事責任が追及される。
[補足説明]
本制度は、電子貨物伝票、電子船荷証券、電子倉庫証券、電子貨物保険証券など、貿易・物流分野の各種電子伝票を対象とし、業界統一の標準的な運用基準となる。
(国家税务总局 https://fgk.chinatax.gov.cn/zcfgk/c100013/c5249079/content.html)