『労使関係解除協議書』の作成について
【ご質問】
弊社の従業員甲が病気休暇を申請しましたが、現在医療期間が満了したため、会社は甲に労使関係の解除を通知しました。甲の夫も弊社勤務のため、彼は甲が職場復帰できないことを主張し、会社と労使関係を解除することに同意していることを会社に伝えました。
弊社は甲自身が『委任状』を作成し(署名・捺印)、甲の夫が代理人として退職手続きを行うよう要求しました。
この場合、どのように『労使関係解除協議書』を作成すべきでしょうか。
文面内容で注意すべきことは何でしょうか。
【回 答】
従業員甲との『労使関係解除協議書』は、下記の内容を明記する必要があります。
・ 双方が労使関係を解除する原因或いは理由、及び夫が代理人として手続きを行う旨の事由説明
・ 労使関係解除の具体的期日
・ 企業が支給する給与・費用の内容及び金額
・ 上記費用の支払期日
・ 従業員側が来社して、退職手続きを行う期日
また、アドバイスとして、協議書に「労使関係存続期間中におけるすべての問題が円満に解決した」と明記した方が更に無難です。