退職手続きの代理について
【ご質問】
A従業員は帰省後、会社に復帰せず、電話での連絡も取れませんでした。その後、B従業員(Aの同郷)がAの委任状を所持し、代理人として退職手続きを行おうとしています。
この場合、Aが作成した『委任状』であるか否かはどのように判断すべきでしょうか。
また、どのように対応すれば良いでしょうか。
【回 答】
①『委任状』の真実性についての確認
・委任状の署名が『労働契約書』の署名と同じであるかを確認します。
・代理人であるBにAの連絡先を確認します。連絡が可能である場合、通話にてAに委託内容を確認します(同時に録音保存)。
② Aが作成した『委任状』であることを明確出来た場合、企業側は退職手続きを行わなければなりません。
③ 給与支給は銀行振込でAの銀行口座に振り込み、Bに支給してはなりません。