試用期間の評価について
【ご質問】
新入社員に対する試用期間の評価について、所属部署が試用期間の従業員に対してどのように評価すべきか、いつ評価すべきか、評価の際に注意すべき注意事項は何か。
【回 答】
1.企業は『試用期間評価表』を作成する必要があります。
・『試用期間評価表』において、実質的な評価基準がなければならない(例として、評価を行う人員が指摘した評価対象者の「合格していないところ」は、具体的に何を合格していないか、根拠とする基準があるかどうかなど)。
・『試用期間評価表』において、実質的な評価基準がなく、評価を行う人員の主観的な判断のみで、或いは形式的な評価を行えば、如何なる意味がない。従業員が評価結果を認めない場合、争議になる可能性がある。
2.企業は具体的な評価基準を作成する必要があります。
・各職場の評価項目、評価要求、評価・評点基準などを確定する。
・評価基準は、できるだけ客観的な内容(業務内容の完成度、仕上がりの質・効率、紀律違反の有無など)を主にし、主観的な内容を減らす。
3.試用期間評価の操作プロセスについて
・従業員が入社する際、試用期間の評価についてを従業員に明確に伝える。
・試用期間において、定期的に評価を行う(例として、毎月評価を行い、評価結果は人事部署に提出される。累計して2回基準に達していなければ試用期間を終えて、正式に採用されることはなく、人事部署が労働契約解除の手続きを行う)。
・試用期間の勤務態度がよくない従業員に対して、所属上司がこの従業員の勤務態度、業務に問題があるところを記録し、本人に確認して署名させる。
・最終的な評価において、評価対象者の問題点をまとめて評価し、評価基準を参照して正式に採用するかどうかを決定する。