残業代の計算基数について
【ご質問】
従業員の基本給の構成が変わったため、残業代の計算基数にも変化となった。この場合、会社はどのように操作すれば合法的になりますか。
【回 答】
1.先ずは、従業員に変化の原因を説明し、従業員の理解をしてもらいます。
2.そして、従業員の給与表において、残業代の計算基数に関する説明を加えることができます。
参考となる法律規定について、
深セン中級人民裁判所が発表した『労働争議案件の審理に関する指導意見』第73条第2款 双方は労働契約書において残業代の算定基準を約定し、または給与表から残業代の計算基数が分かる。そして、雇用企業も確かにこの基準に基づいて労働者の残業代を算定し、またそれに基づいて給与表を作成して労働者に署名による確認してもらった。この場合、双方の約定が最低賃金基準を下回らない限り、双方がこの基準を残業代の算定基準とすることをすでに約定したものとみなす。雇用企業がこの基準に基づいて労働者に支払った給与は法律で定められている残業代の算定基準に適した場合、雇用企業は満額的に残業代を支払ったことを認める。