労働契約書を更新しない場合
【ご質問】
会社にある従業員何名の労働契約書はもうすぐ期限満了となりますが、会社はこれらの従業員と労働契約書を更新したくないです。この場合、会社は退職金を支払う必要があるか。
【回 答】
1.法的には、「退職金」という定義がありません。「退職金」については「経済補償金または賠償金」として理解されております。
2.労働契約書が期限満了となり、会社側は更新したくない場合
①労働者に経済補償金を支払わなければなりません。
②労働契約書が期限満了となり、本来は無期限の労働契約を更新しなければならないが、雇用企業が更新しなく、この場合は労働契約を違法的に解除することになり、労働者に賠償金を支払わなければなりません。
3.労働契約書が期限満了となり、従業員は更新したくない場合
①雇用企業がもとの労働条件を下げて、従業員が更新しない場合、雇用企業は経済補償金を支払う必要があります。
②雇用企業がもとの労働条件を維持しまたは上げて、従業員が依然として更新しない場合、雇用企業は経済補償金を支払う必要がありません。
※労働契約法に定められている労働条件は、一般的に雇用企業が提供している勤務環境、福祉待遇、労働時間などを含みます。