労災後、もとの職場に復帰できるか(特殊)
【ご質問】
我社は深セン市のある外資企業ですが、ある従業員は年初めに交通事故により、頭部に怪我を負い、現在治療が完了したところです。
この従業員は会社に戻り、もとの職場に復帰することを要求しています(高温、噪音がある職場)。しかし、我社の経営陣は彼の今の状況は後遺症があるため、この職場に適していないと考えています。
本人はこの職場の給与が高いため、自分の身体には問題がないとして、もとの職場復帰を強く要求しています。
この状況をどう解決すべきでしょうか。
【回 答】
1.当該従業員について、現在の状況がもとの職場(特殊なポスト)への復帰に適しているか否か、本人と会社との間に意見分かれがあります。
そのため、企業はまず本人に対して、職場復帰前の職業健康診断を手配し、職業健康診断の結果を用いて当該従業員の適性判断の根拠とします。
2.また、健康診断の結果があれば、以後企業側と当該従業員との職場手配の問題について、協議とコミュニケーションが取りやすくなるでしょう。