退港手続きにおける注意事項
【ご質問】
「退港」手続きを行う際に、企業として、注意しなければならない点はなんでしょうか?
【回 答】
・退港の際、絶対に注意しなければならないことは、事実に基づき申告を行うことです。つまり、申告した情報と実際の貨物の情報が一致していなければなりません。
・また、退港の際に木製素材を使用した物(ペレットなど)がある場合、事前に関連する商品検疫検査を行わなければなりません。
・時間、計画上の手配
例として、税関に対して申告を行い、審査が通過した後(一般的に三日以内)、できるだけ早く退港貨物の運送を手配し、通関しなければなりません。
・各関節における担当者間の業務手配
例として、通関申告業務、荷積み運送業務、および通関後国境外の指定倉庫への荷卸し、保管、処理等の業務を段取りよく手配しなければなりません。
・また、実際の操作では、税関の要求も随時改善され、完備されてきておりますので、事前に確認し、正しくこれを把握しなければなりません。
※備 考
上記でのアドバイスはあくまでも参考用であり、実際の操作では退港の実情に応じて具体的に分析を行う必要があります。