時給工の健康診断について
【ご質問】
会社は、時給工(非全日制雇用)に生産現場で簡単な作業(職業危険なし)を手配しました。
この職場の正式従業員および派遣従業員に対しては、入社の際、会社は一般健康診断(職業病健康診断などの特殊健康診断ではない)を受けさせています。
時給工(非全日制雇用)が入社して生産現場で作業を行う場合も一般健康診断を受けさせる必要がありますか。それとも、健康診断を受けさせなくても問題ありませんか。
【回 答】
非全日制雇用について、健康診断を受けさせる必要があるかどうかについて、法律上は明確な要求がなされておりません。企業は自社の状況に応じて、決めることができます。
ただ、時給工に健康診断を受けさせるかについて、弊害を下記にご説明いたします。
・健康診断を手配する場合、会社の責任を明確にするのに有利ですが、時給工は流動性が大きく、必要のない健康診断費用が増えることになります。
・健康診断を手配しない場合、従業員が勤務時間中に体調不良を起こし、それにより争議が起きた場合、会社が自己の責任問題を証明するのに不利となります。