墜落事件!企業は責任を負うべきか!?(3)
企業で墜落事件が起こった際、企業は責任を負うべきか否かについて、今回のシリーズの最終回として、企業の施設(手すり、壁、保護措置等)の問題で、従業員が人身の傷害をもたらした場合、企業は責任を負うべきか否かについて、ご紹介します。
【ケース3】
社員寮のベランダの手すりは国家の建築規範に違反し、それが原因で従業員が墜落し、身体に損害をもたらした場合、会社は責任を負うべきですか。
【回 答】
企業が施設の点検、メンテナンス等を怠っていた(基準に適していないものを使用していた)ことが原因で、従業員が墜落し、身体的な傷害を被った場合、企業は従業員の医療費、看護費、交通費等の治療及び回復のために支払う合理的な費用、及び仕事に支障を来たらしたことにより減少した収入など関連費用を賠償すべきです。