知っておかなくてはならない「車両管理」!
【問題点】
近日、クライアントの財務に関する内部審査を行なった際に、社員が会社に偽りの発票(真実ではない発票)を提供し精算している状況が多く発生していることが発覚しました。特にドライバーのポストにおいてこの問題はひどく、どのような状況があるかを見てみましょう。
1.車両の保管費用 他の方法により取得した発票を用いて駐車費用にあてる(精算費用を騙し取る)。
2.車両の維持費用 車両に問題があると虚の報告を行い、修理業者と結託して精算費用を騙し取る。
3.洗車費用 他の方法により取得した洗車発票を用いて精算を行なう(発票の日付から洗車の頻繁性を確認することができる)。
4.ガソリン費用 私営ガソリンスタンド(「中石化」「中石油」ではなく)で給油し、ガソリンスタンドのコンビニ(購買店)で他の日常用品を購入し、その代金をガソリンの代金と合わせて一つの発票に発行してもらい、それをガソリン費用として精算している。
5.道路料金 許可なくして、業務外の私用事項に会社の車を使い、それを公務費用として精算している。
6.其の外 非合理的な費用の精算。
【提 案】
上記の問題を防止するため、下記のご提案を致します。
1.会社の車両については、毎日指定した場所(駐車場)に駐車させます。
2.ドライバーは出車記録を行い、その記録内容は、出車および停車時間、道のりの記録、移動したキロメートルなどを含みます。
3.車両のメンテナンス、修理項目等を其の都度記録し、定期的に専属担当者に確認をさせてください。
4.定期的に車両のキロメートル数、給油量、洗車回数、維持状況を検査してください。