違約金、手付金、損害賠償金の適用規則

種　類

特　徴

発生時期

金　額

違約金

補償性兼懲罰性

当事者違約の時

・当事者の約定

・実際に発生した損失を違約金の増減参考基準とする。

手付金

懲罰性

契約履行前、事前に支払う（実際損害を前提にしない）

・契約目的物の20％を超えない。

・支払側が義務を履行しない場合、受取側は手付金を返還しない。受取側が義務を履行しない場合、支払側は2倍の手付金を返還する。

損害賠償金

補償性が原則

懲罰性は例外

一方の不履行又は完全不履行により、相手方に損失をもたらした場合

全ての損失

三者の関係

全て違約状況に当たる。ただし、違約金と手付金は併用できない。違約金と損害賠償金は併用できない。手付金と損害賠償金は併用できる。